読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

本棚の整理とは知識を整理することである。

発端はこちらのエントリー。


唐突な本棚晒し祭り - Danas je lep dan.

 

祭りの様子がこちらに丁寧にまとめられています。


本棚を見るとやる気が出る―本棚晒し祭りレポ - あたまのなか

 

 

というわけで、おれの本棚の話。

 

去年の今ごろまで本は床に直積みしてました。

f:id:kmthrfm:20141124001925j:plain

 

それで、どうしょうもなくなって、友だちにIKEAに連れていってもらってシェルフユニットを購入。

f:id:kmthrfm:20141124002044j:plain

 

その後も本は増え続けて本が本棚から溢れちゃってたので、整理したらすっきり。小説やコラムのような資料性の低い類の本を断腸の思いでBOOKOFFに持って行ったら、70冊1790円にたった。やっほい。さらに、最近になって楽天がフリマサイト「ラクマ」を立ち上げるにあたって、11/23までに30冊以上出品すると1,000ポイントもらえるというので、さらに30冊を処分。

 

そしてこちらが、その整理された本棚。

f:id:kmthrfm:20141124002234j:plain

 

横置きにして、テレビを乗せました。テレビの隣は、新書・文庫本のコーナー。昔から新書は好きで、買っては売り、買っては売り、を繰り返してます。BOOKOFFヘビーユーザー。

そして本題の棚の内部ですが、上段左から、

  1. シリーズ物の棚
  2. ビジネス関連の棚
  3. 高等教育関連の棚
  4. 統計学関連の棚

さらに下段左から、

  1. 音楽関連の棚
  2. 心理学・神経科学関連の棚
  3. 神経科学・認知神経科学に関する洋書(1)
  4. 神経科学・認知神経科学に関する洋書(2)

のように構成されています。

 

上段(1)シリーズ物の棚

東大の教養課程で使われている(使われていた?)「知」の三部作(「知の技法」「知の論理」「知のモラル」)と、「有斐閣アルマ」シリーズ、「図解雑学」シリーズが置いてあります。『知の技法』と『知の論理』は学生時代に読んで、高校時代までのお勉強と、大学での勉強は、こんなにも違うんだ、と感銘を受けた記憶があります。「有斐閣アルマ」シリーズは、かなり分かりやすく基礎から専門まで網羅できるので、新しい学問分野に興味が出たときに目を通すと、わりと全体像が把握しやすいかな、と。とくに南風原先生の「心理統計学の基礎―統合的理解のために 」は本当にオススメ。図解雑学シリーズは、以前某大学で非常勤講師として教えてたときに、講義用のスライドを作るネタ帳として利用。もう新しいのは買わないかな。

心理統計学の基礎―統合的理解のために (有斐閣アルマ)

心理統計学の基礎―統合的理解のために (有斐閣アルマ)

 

 

上段(2)ビジネス関連の棚

マーケティングとか、ブランディングとかの本が並んでます。「スティーブ・ジョブズ-偶像復活」とか、昨年少し話題になった「ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件」とか。マーケティングなら博報堂の「「自分ごと」だと人は動く」がオススメ。あと、凄くいいのがプレジデント社のムックの「図解」シリーズ。「考え方の基本」「書き方の基本」「図解 資料の作り方」の三冊が手元にあるんだけど、どれも分かりやすい。とくに考え方の基本」は、情報の分析方法とか、数字の読み方とか、フレームワーク思考とか、必要なことが簡潔に網羅されていて、あれ?って思ったときにすぐ開けるようにしておくとすごく便利。

 

上段(3)教育学関連の棚 

3年くらい前からこの業界で働きはじめたので、必死に業界研究しています。まだまだ質量ともに本を紹介できるレベルではないです。。。

 

上段(4)統計学関連の棚

統計学が好きなんです。統計学全般は、先の南風原先生の本がぶっちぎりでオススメ。あとは、もともとSPSSユーザだったので、「SPSSによる統計処理の手順」はじめ、石村先生の本にはかなりお世話になりました。最近はフリーウェアのRを使ってます。「データサイエンティスト養成読本」というムック本を読んで導入を決意。いろいろ調べて、「Rによるデータサイエンス - データ解析の基礎から最新手法まで」の一冊で足りそうだったので購入。リファレンスとして使えるので便利です。Rに関する話はまた別のエントリーで。「統計学が最強の学問である」は、まぁ読み物としては面白かったかな。

想い入れがあるのが、Kirkの「Experimental Design: Procedures for the Behavioral Sciences(実験計画:行動科学のための手続き)」。いま4th editionが出てるのね。おれが院生のとき3rd editionで、3万円くらいするのを清水の舞台から飛び降りるつもりで購入。買っただけだと絶対に読まないから、先輩を誘って週に一度の読書会をやって、1年がかりでこの944ページの大作を読み終えました。このおかげで、「統計学が得意です」って自信を持って言えるようになったなぁ。

Experimental Design: Procedures for the Behavioral Sciences

Experimental Design: Procedures for the Behavioral Sciences

 

 

下段(1)音楽関連の棚

譜面とか、教則本とか。ギターの教則本は、買っても練習しないくせに、すぐ欲しくなっちゃう。ボイトレ本は付属CDにあわせて発声したりたまにしてます。あとは著作権絡みの本。昔やってたバンドでCDをリリースしたことがあって、全国流通させるにあたって猛勉強しました。最近の、ファンキー末吉の騒動(くわしくはこちら)も、わりとずっと興味をもってウォッチしてます。

音楽ビジネス 仕組みのすべて―Music Business Bible

音楽ビジネス 仕組みのすべて―Music Business Bible

 

 

下段(2)心理学・神経科学関連の棚 

学生時代の教科書がメイン。大学1年のときの必修の基礎科目をはじめ、◯◯心理学入門みたいな講義の教科書ばかり。想い入れがあって処分できないけど、今後は読み返さないだろうなぁっていう本ばかり。某大学病院で神経心理検査の仕事をしていた時期があったから、それ関係の教科書は何度も読んだなあ。心理学ってどんな分野なの?って聞かれたときにオススメしたいのは、道又先生の「心理学入門一歩手前」。"一歩手前"の名のとおり、ブントから始まらない心理学の本です。ブントがわからない人はぜひ読んでください。

心理学入門一歩手前―「心の科学」のパラドックス

心理学入門一歩手前―「心の科学」のパラドックス

 

 

下段(3)(4)神経科学・認知神経科学に関する洋書

大学院のときの教科書と、独自に院生同士でやってた勉強会の課題図書と、自分の研究テーマに関する専門書の群れ。しばらく段ボールに突っ込んでロフトに放り込んでたんだけど、久しぶりに出したらカビが生えてて古文書みたいになってた。たぶん二度と開かないんだけど、相当投資したので処分できないし、洋書がならんでるとカッコいい、という理由で並べてます。一番分厚いのが「Principles of Neural Science」。他大学の院生との勉強会の課題図書で、当時は4th editionだったんだけど、なんと1414ページ。これを持って、某大学まで毎週通ってたなぁ。あのときおれは若かった。しかもいま調べてみたら、邦訳が出てるのね(1696ページ!)。この本にはなんでも載ってるので、本気で勉強したい人か、すんげーヒマでやることない人はぜひ。

 

カンデル神経科学

カンデル神経科学

  • 作者: 金澤一郎,宮下保司,Eric R. Kandel,James H. Schwartz,Steven A. Siegelbaum,Thomas M.Jessell,A. J. Hudspeth
  • 出版社/メーカー: メディカルサイエンスインターナショナル
  • 発売日: 2014/04/25
  • メディア: 大型本
  • この商品を含むブログ (1件) を見る
 

 

まとめ

本棚って、自分の志向とか思考が反映されてておろしろい。

本棚を整理するっていう作業は、知識と感情の棚卸しになるんだな。


そうか。断捨離ってこういうことをいうのか。